喧伝される「慰安婦」と、歴史上の「慰安婦」と

............................................................

【ワシントン=山崎伸治】米東部ニュージャージ一州議会の上院(定数40)は20日、旧日本軍の「慰安婦」問題について、元「慰安婦」の人たちを支持し、日本政府にその「歴史的責任」を認めるよう求める決議を全会一致で採択しました。

慰安婦」に関する決議は3月に同議会下院で採決されており、ニューヨーク州議会とともに上下両院での採択となりました。

決議は「慰安婦」について「強制的に拉致された者」があったと明記。総数がおよそ20万人で、その4分の3が「慰安婦」として受けた蛮行で死亡し、生存者の多くも日本政府から自分たちの苦難を認められないまま亡くなりつつあると批判しています。
しんぶん赤旗(電子版) 2013年6月22日(土)]

............................................................

こちらも参考に
http://nadesiko-action.org/?page_id=3661


( -_・)y-~ さて、私はこの手の報道を見て、思うことがあるのです。



政府調査「従軍慰安婦」関係資料集成[1]⑤を見れば判るように、戦時中、米軍は捕虜とした日本人や慰安婦慰安所管理人等から慰安所に関する情報を得ていました。同時期に撮られた慰安婦達の写真も残っています。また資料集成④p.363によれば、連合軍作製の英文資料である「俘虜名票」の職業欄にも慰安婦に該当すると思われる記述があります。当時から連合軍側は日本軍慰安婦の存在を知っていたということでしょう。。

一ノ瀬俊成「日本軍と日本兵」(講談社現代新書、2013)からも米軍が当時、日本軍の売春に関心を払っていたことが判ります。ちなみにその理由は「米陸軍が同書で各国陸軍兵士の売春事情に関心を払ったのは『性病感染率は士気の(morale)の明確な指標である』、つまり感染率が低ければ軍の士気は高く、その逆もまた然りとみなしていたからである。」p.106


慰安婦を集めた女衒などに朝鮮人が含まれていたことはよく知られていますが、1953年の日韓交渉[2]でも慰安婦について触れられています。つまり韓国側も日本軍慰安婦を知らなかったわけではないのです。

朝鮮戦争時の新聞記事にも「慰安婦」「『UN』慰安婦」という言葉が見られます[3]。また「後方戦史」によれば韓国軍は1951年から1954年まで「特殊慰安隊」を利用していました。朝鮮戦争休戦後も新聞記事には「米軍慰安婦」「国連軍慰安婦」「基地村慰安婦」等の言葉が見られます[4]。第二次大戦後も「慰安婦」は存在し続けたのです。


もし仮に日本軍慰安婦「アジア版ホロコースト(by VANK)」「慰安所は屠殺場」「20万人の4分の3が蛮行で死亡」というほど残虐非道なものであったなら、なぜ戦時中から慰安婦の情報を得ていた米軍は日本軍慰安婦を大きな問題としなかったのでしょうか。なぜ韓国人はつらい過去を思い出させるであろう「慰安婦」という言葉を使い続けたのでしょうか。そしてなぜ近年になってから日本軍慰安婦ばかりがこれほどまでに注目されるようになったのでしょうか。私はかような疑問を抱いてしまうのです。




[1]http://www.awf.or.jp/6/document.html
[2]http://m.blogs.yahoo.co.jp/chaamiey/55610967.html
[3]http://exposethelies.web.fc2.com/news_un.html
[4]http://exposethelies.web.fc2.com/news1952ame.html
↑「基地村慰安婦」という言葉はこのサイトでは見られませんが、同サイトのネタ元の新聞記事データベースで私が確認しました。(Google翻訳ですが)



もちろん私は日本軍慰安婦の仕事がラクチンなものであったなどとは言いません。就業過程で起きた身売りや甘言・強圧。慰安婦業の結果、性病に感染する。その他様々な悲劇が起こりうるでしょう。

しかし当時は、米国も朝鮮も日本軍慰安婦そのものは大きな問題としませんでした。それどころか、朝鮮戦争以後も韓国では「慰安婦」が存在し続けました。そこでは悪徳業者による拉致・人身売買が行われました。これは当時の新聞記事にも残っていますし、(例えばThe Women Outsideなどに)被害者たちの証言もあります。

なぜ日本軍慰安婦が近年になってから大きな問題となったか。当時は人権問題という観点からは戦時売春があまり注目されていなかったということと、近年になってから「強制連行」という神話が拡散(「誕生」ではない)したためでしょう。これが現在のような慰安婦騒動を引き起こしたのです。

しかし神話が崩壊した今、日本を非難する人達は、その観点を「女性の人権」などに移行させています。大いに結構。でも、総理大臣がお詫びの手紙を出したり、アジア女性基金のような試みまでしている日本が特に強く非難され続けるのはおかしい。この点に、彼等の偽善性が現れています。